ドライ・オフセット 【どらいおふせっと dry offset】
普通のオフセットが水を使うウエット(wet)方式なのに対して、水を使わないという意味でドライ(乾いた)オフセット
という。
版式は凸版方式であるが、原版の凸部は0.2ミリぐらいしかなく、これにインキをつけて、ゴム製の転写胴に転写し、紙に印刷する。
版面作りに手間と時間がかかるため、めったに切手の印刷には使われないが、古典芸能シリーズの「助六」(1970)(#C559)などは、その一部が
この方式で印刷されている。お札の地紋の印刷に使われている。
⇒オフセット