切手でトリビア

郵便創始を記念する切手には小さな仕掛けが盛りだくさん


「郵便創始50年記念」

【1921年(大正10)4月20日発行】


世界で最初の「切手の切手」、発行したのは日本だった!
 郵便創始50周年記念
 明治時代、日本が郵便制度を開始して50年の節目に発行された切手4種類のうちの1枚がこちら。
実は、この切手も“世界初”の記録を持っています。それは、切手そのものを、初めてデザインにつかった切手である…ということ。

今や世界に3,000種以上ある「切手の切手」の
元祖なんですね。色違いで3銭の切手も発行されています。

右上 右下 左上 左下


郵便の父・前島密が、ひそかに建ってる切手!
 「郵便創始50年記念」切手のもうひとつの図案  「郵便創始50年記念」切手のもうひとつの図案が、こちらの逓信省庁舎を描いたものです。

当時、銀座・木挽町にあった逓信省の庁舎は、東洋一の建物と言われましたが、関東大震災で焼けてしまったそうです。

 そんな立派な建物を描いた切手をよくよく見ると…

手前に台座を含めても1cmにも満たない、小さな銅像がありました!

実はこれ、日本近代郵便制度の創始者・前島密の銅像なんです。