あだ名のついた日本切手 【あだなのついてにほんきって】
 
・キ半銭 1872年(明治5年)発行、桜切手和紙カナなし半銭(#9)の「半」の字が「キ」に。 
 
・すみ(墨)六 1874年(明治7年)発行、桜切手和紙カナ入り6銭(#23)と洋紙カナ入り6銭(#32)。印刷の黒味茶紫が、墨色に近いためです。 
 
・あい(藍)ざくら 1874年(明治7年)発行、桜切手洋紙カナ入り、青い色の1銭(#29)。 
 
・玉六 1875年(明治8年)発行、だいだい茶色の改色桜切手洋紙カナ入り6銭(#44・#45)。
 刷り色が、赤茶色の玉子の殻の色に居ています。「ヨ」のカナ入り「玉六のヨ」は大珍品です。 
 
・ブッチ 1875年(明治8年)2月発行、改色桜切手洋紙カナなし茶1銭(#39)緑4銭(#40)。
 カナが入っていないため枝の交差点が現れ、枝がぶっちがいになっていました。 
 
・ふさ(房) 1875年(明治8年)8月発行、改色桜切手洋紙カナなし1銭・2銭(#49・50)。 
 
・ネギ 1876年(明治9年)3月発行、桜切手、薄緑色の5銭(#51)。短冊ともいいます。 
 
・たぬきの二銭 1876年(明治9年)発行、小判切手、オリーブ色の2銭(#64)。 
 
・赤二 1883年(明治16年)発行、U小判切手、紅色2銭(#79)。
 
・トンボ 1919年(大正8年)発行、飛行郵便試験切手2種(C22〜23)加刷の飛行機の形から。 
 
・うなぎ 1947年(昭和22)発行の東京切手展記念小型シート(#C105)のニックネーム。横に細長い形からの呼び名。
 
・かんむり(冠) 1916年(大正5)発行の裕仁立太子記念切手3種のうち、儀式の冠を描いた10銭切手(#C17)のニックネーム。