教養としてのビジュアル切手百科事典 を買うならスタマガネット

教養としてのビジュアル切手百科事典

販売価格(税込) : ¥1,980
商品名 : 教養としてのビジュアル切手百科事典
商品コード : 8068
発売日 : 2025/02/10
荷造送料420円


2月10日新発売!
超ベテラン収集家・魚木五夫氏による執筆!
わかりやすい郵趣用語と名品の図版が楽しい切手百科事典!


名品と呼ばれるクラシックな世界の切手やはがき、知っているつもりでちょっぴりあやふやな郵趣用語などを、リーフ展示スタイル(切手と解説を見易く1ページにまとめた)で解説した、収集家必携の百科事典が誕生しました! 厳選された95のキーワードの解説で、切手収集がより楽しく充実する1冊です。

◆いざという時も、普段の学びにも
普段、慣れ親しんでいる言葉でも、改めて「その意味を○○文字内で簡潔にまとめよ」…なんて言われると困ってしまうことってありますよね。切手収集家がよく使う、身近ながらも数多く存在する郵趣用語も同様です。ちょっと郵趣用語を確認したいときはもちろん、普段の知識向上にも役立つ読み物として刊行された書籍が本書です。

◆リーフ作品を閲覧するスタイル
テーマとなる95のキーワード、それぞれを理解するのに最適な切手や使用例(実際に郵送された封筒・はがき類など)を収録し、分かり易い解説を加え1ページにまとめられています。切手展で見かけるリーフ(ページ)展示スタイルです。切手や使用例は、主にクラシックやセミクラシック(19世紀〜20世紀前半)の時代に用いられた、格調高い図版が中心となっています。リーフ下の欄外には、収集ポイントや注意事項といった情報が付記されているという構成です。

 切手展などでは、立ったまま参観するので疲れてしまいますが、この書籍なら手元でゆっくりと内容を読み込めますし、気になった事柄を確認したり、読み返すこともできます。この簡潔にして理解しやすいリーフ制作と解説は、超ベテラン収集家として知られ、切手収集家のバイブルとして愛読されてきた『正しい切手の集め方』(1989年・日本郵趣出版刊)の著者・魚木五夫さんが手がけています。

【本書の内容】

第1章「発行目的別の切手」
さまざまな使用目的のために発行された、世界各国の切手をご紹介!郵便制度には多様なサービスがあります。日本でも、速達・書留などの特殊な取り扱いがありますが、世界にはさらに様々な使用目的のために発行された切手が存在します。たとえばチェコスロバキア発行「本人渡し扱用切手」。郵便物を確実に、本人に手渡しするサービスのために発行された切手です。日本にも「本人限定受取郵便」という制度はありますが、そのためだけの専用の切手はありません。その他、コロンビア発行「到着証用切手」、イタリア発行「気送管郵便用切手」、パナマ発行「締切後受付用切手」など、日本には存在しない、珍しい発行目的の切手をご紹介しています。

第2章「世界の郵趣用語」
ビジュアル図版で、特殊な用語も目で見てわかるお役立ちページ!この章のポイントは、文字だけの辞書のような用語集ではなく、すべての用語に実際の図版 −主にクラシックの名品− が表示されていること。実際に、切手やマテリアル(封筒・はがきなど)の姿形や、使われ方の実例を名品で確認できるという、画期的な紙面です。
 切手収集の歴史は、世界初の切手であるペニー・ブラックに端を発し、まずは欧米を中心に広まっていきました。そのため英語やフランス語が元となった郵趣用語が多々ありますが、特にフランス語が使われることが多く、これは19世紀の郵趣界でフランスの影響が大きかったことが理由なのだとか。普段なにげなく使っている「目打」や「銘版」などの基本の用語から、「テート・ベッシュ」「日曜不配達票」「パイオニア・フライト」といった少し専門的な用語まで、25の厳選した郵趣用語を、クラシック切手の名品を実例として確認できる内容です。

第3章「郵便はがき」
世界最初の普通はがきをはじめ、知られざるはがきの基本情報を解説!切手に比べて関心が薄くなりがちなはがきですが、世界最初の普通はがきや、各国の往復はがき、特殊な事例の貴重なはがきなどについて解説しています。
 1869年にオーストリアで発行された普通はがき(国内用)が、世界最初のはがきの例となりました。切手発行では、ペニー・ブラックから31年後と出遅れた日本も、はがきについては4年後の1873年に発行を開始しています。本章では、基本となる普通はがきのほかに、往復はがき、外信はがき、記念はがき、また、外国にしかない気送管はがきなどの珍しい実例も含めて掲載しています。

第4章「クラシックの名品&トピック切手」
各国初期の切手のなかから選りすぐりの、稀少で美しい「世界の名品」や、興味深い逸話やウンチクを持つ切手をまとめた「世界のトピック切手」がテーマ。本章も75%縮小のリーフを載せていますが、それでは名品切手の細部が見てとれません。そこで、切手の印刷技術やデザインの詳細までをお楽しみいただけるように、切手の拡大写真も掲載しています。「世界最初の菱形切手」をはじめ、ブラジル「牛の目切手」、アメリカ「嵐の中の牛」などの人気の高い名品切手を、分かり易い解説とともに鑑賞できます。
 さらに、印刷技術者ではない海兵隊員が、本国フランスの切手をまねて100面シートを手彫製版したというエピソードを持つ「ニューカレドニアの一番切手」、バラ売りの切手としては世界最小とされる「コロンビアの超小型切手」、手押し印で製造された「クレタ島の一番切手」、ボーア戦争時代に急場を凌ぐために印刷された「マフェキングの青写真切手」など、珍しい切手が目白押しです。

第5章「航空切手の名品」
人類の夢であった飛行機が登場すると、すぐに郵便物逓送への使用が検討され、試験飛行用の郵便物に貼付する目的で発行されたのが「航空切手」です。その後、航空郵便が定期便として発展すると、さらに多くの魅力的な航空切手が発行されるようになりました。この章では、世界の収集家が注目した、名品と呼ばれるロマンあふれる航空切手をご紹介しています。
 1917年イタリア発行「世界最初の航空切手」は、ローマ・トリノ間の試験飛行郵便に搭載する郵便物のためだけに、速達切手に加刷(さらに印刷を加える)して発行されました。そのほか、アメリカの航空切手としてはお馴染みの「24セント・ジェニー航空切手」、中国・ギリシャ・日本でそれぞれに発行された最初の航空切手、飛行船に搭載した郵便物に貼付した「ツェッペリン航空切手」といった有名どころに加え、山岳国コロンビアのお国事情がうかがえる「第2次航空切手」や、ゴールド・ラッシュに沸く英領ニューギニアで1935年に発行された「超高額の航空切手」などの、歴史の一場面を感じさせる航空切手の名品13点をご紹介しています。

巻末資料の郵趣用語集も便利!
本書メインの95のキーワードに加え、知っておきたい主な郵趣用語を、巻末で6ページにわたって細かく採録しています。五十音順で、わかりにくい用語については、なるべく参考図版を掲載しているお役立ちページです!

■魚木五夫・著
■切手の博物館刊
■2025年2月10日刊行
■B5判/並製・120ページ/オールカラー

*画像は制作中のイメージです。
  • お気に入りに追加
  • この商品について問い合わせ