切手もの知り用語事典
11月20日新発売!ビギナーさんにもベテランさんにもオススメ!便利な用語事典!
今までにも切手の入門書はいろいろと出版されましたが、この「切手もの知り用語事典」は、厳選された800の郵趣用語を、豊富なカラー図版とともにわかりやすく解説した、とっても実用的なお役立ち事典です!
■「へげ」ってなぁに?
早速ですが、「へげ」という郵趣用語をご存じでしょうか? 古い切手を集めている方々にとっては馴染みのある言葉だと思いますが、以前、若い友人に「へげがあるね」と言ったところ「何ですか、それ?」と怪訝な顔で問い返されてしまいました。
さて、それでは『切手もの知り用語事典』で調べてみましょう。「は行」のページをめくると…ありました! くっついてしまった部分を無理に剥がすなどして、切手の用紙が薄く剥げてしまった状態を「へげ」と言います。キズ状態とありますから、切手の価値は落ちることになります。見出しの横には英語で“Thinned(スィンド)”と併記されています。これは「薄くなった状態」という意味です。さらに関連用語として「裏へげ」という用語も紹介されています。裏へげは、文字通り切手裏面(糊部分)に剥がれたキズがある状態を指します。
■外国の用語・日本の用語
「へげ」は日本の郵趣用語ですが、そもそも切手は1840年にイギリスで誕生しました。各国で次々と切手が発行されるにつれ、まずは欧米を中心に切手収集という趣味が広まっていきます。そんな背景から、外国語のまま使用される郵趣用語も多々あります。「ウェル・センター」は切手の図柄部分(印面)が切手の中央に印刷された状態、「オムニバス・イッシュー」は同一テーマで多くの国や地域が、ほぼ同時期に発行する記念切手のこと。「テート・ベッシュ(Tete-beche)」は隣同士の切手が互いに逆向きに印刷されたペア(2連刷)の切手を指す、フランス語の郵趣用語です。日本では1972年に発行された札幌オリンピックの記念切手3種がテート・ベッシュで発行されています。
■わかりやすいビジュアルコラム
『切手もの知り用語事典』は、五十音順に郵趣用語を採録しています。そして、用語解説の合間に挿入されたコラムも、ぜひご注目いただきたい内容です。もくじをめくると「あ行」…ではなく、まずは大前提となる基礎知識ページとして「コラム・切手の種類」が現れます。普通切手から記念・特殊切手、過去に発行された沖縄切手なども含め、わかりやすく切手の種類を解説しています。最近発行された切手も、豊富に参考図版として掲載しているので、切手収集を始めたばかりの方にも、馴染みやすい内容となっています。なお、その次も切手の各部名称やシート構成、切手のつながり方を解説した「コラム・切手の構成」が続きます。切手収集の基本について、巻頭でまとめたスタイルとなっているわけですね。
■使用例も掲載した用語解説
用語解説のページでは、文章だけでなく具体的な使用例などを掲載して各用語を紹介しています。「電信切手」の項目では、切手のほかに電報受領証に貼付した使用例も併せて掲載。このページでは、ほかにも到着印や特定記録郵便、特別送達といった実逓封筒も掲載されています。ベテラン収集家の方々にとっても、知識の再確認に最適な採録となっています。ある郵趣用語の意味を経験則として理解していても、いざ定義として説明するのは難しいもの。誰かに説明するときや、リーフなどに注記を記載するときなどにも一助となることと思います。
■さまざまに活用できる用語事典
この事典のそのほかの内容として、あまり目にする機会のない郵趣品、販売が終了したはがき類なども採録されているほか、具体的な図版例をあげた役立つコラムも充実しています。また、巻末には欧文索引が採録されています。主要な英語のほか、日本で普及しているフランス語、ドイツ語、イタリア語などの郵趣用語についての欧文索引です。外来郵趣用語の確認や、外国語のカタログ書籍などでの用語確認などにも、便利に使っていただきたい索引ページです。
切手収集を楽しまれるすべての方々に、共通認識として活用できる“切手用語事典”。切手収集をする際の一助として、基本情報から豆知識までの郵趣知識の充実に、気軽に楽しめる読み物としてさまざまに活用していただきたい書籍です。
■切手の博物館刊
■2025年11月20日刊行
■B5判変型・並製/112ページ/オールカラー
※画像は制作中のイメージです。
今までにも切手の入門書はいろいろと出版されましたが、この「切手もの知り用語事典」は、厳選された800の郵趣用語を、豊富なカラー図版とともにわかりやすく解説した、とっても実用的なお役立ち事典です!
■「へげ」ってなぁに?
早速ですが、「へげ」という郵趣用語をご存じでしょうか? 古い切手を集めている方々にとっては馴染みのある言葉だと思いますが、以前、若い友人に「へげがあるね」と言ったところ「何ですか、それ?」と怪訝な顔で問い返されてしまいました。
さて、それでは『切手もの知り用語事典』で調べてみましょう。「は行」のページをめくると…ありました! くっついてしまった部分を無理に剥がすなどして、切手の用紙が薄く剥げてしまった状態を「へげ」と言います。キズ状態とありますから、切手の価値は落ちることになります。見出しの横には英語で“Thinned(スィンド)”と併記されています。これは「薄くなった状態」という意味です。さらに関連用語として「裏へげ」という用語も紹介されています。裏へげは、文字通り切手裏面(糊部分)に剥がれたキズがある状態を指します。
■外国の用語・日本の用語
「へげ」は日本の郵趣用語ですが、そもそも切手は1840年にイギリスで誕生しました。各国で次々と切手が発行されるにつれ、まずは欧米を中心に切手収集という趣味が広まっていきます。そんな背景から、外国語のまま使用される郵趣用語も多々あります。「ウェル・センター」は切手の図柄部分(印面)が切手の中央に印刷された状態、「オムニバス・イッシュー」は同一テーマで多くの国や地域が、ほぼ同時期に発行する記念切手のこと。「テート・ベッシュ(Tete-beche)」は隣同士の切手が互いに逆向きに印刷されたペア(2連刷)の切手を指す、フランス語の郵趣用語です。日本では1972年に発行された札幌オリンピックの記念切手3種がテート・ベッシュで発行されています。
■わかりやすいビジュアルコラム
『切手もの知り用語事典』は、五十音順に郵趣用語を採録しています。そして、用語解説の合間に挿入されたコラムも、ぜひご注目いただきたい内容です。もくじをめくると「あ行」…ではなく、まずは大前提となる基礎知識ページとして「コラム・切手の種類」が現れます。普通切手から記念・特殊切手、過去に発行された沖縄切手なども含め、わかりやすく切手の種類を解説しています。最近発行された切手も、豊富に参考図版として掲載しているので、切手収集を始めたばかりの方にも、馴染みやすい内容となっています。なお、その次も切手の各部名称やシート構成、切手のつながり方を解説した「コラム・切手の構成」が続きます。切手収集の基本について、巻頭でまとめたスタイルとなっているわけですね。
■使用例も掲載した用語解説
用語解説のページでは、文章だけでなく具体的な使用例などを掲載して各用語を紹介しています。「電信切手」の項目では、切手のほかに電報受領証に貼付した使用例も併せて掲載。このページでは、ほかにも到着印や特定記録郵便、特別送達といった実逓封筒も掲載されています。ベテラン収集家の方々にとっても、知識の再確認に最適な採録となっています。ある郵趣用語の意味を経験則として理解していても、いざ定義として説明するのは難しいもの。誰かに説明するときや、リーフなどに注記を記載するときなどにも一助となることと思います。
■さまざまに活用できる用語事典
この事典のそのほかの内容として、あまり目にする機会のない郵趣品、販売が終了したはがき類なども採録されているほか、具体的な図版例をあげた役立つコラムも充実しています。また、巻末には欧文索引が採録されています。主要な英語のほか、日本で普及しているフランス語、ドイツ語、イタリア語などの郵趣用語についての欧文索引です。外来郵趣用語の確認や、外国語のカタログ書籍などでの用語確認などにも、便利に使っていただきたい索引ページです。
切手収集を楽しまれるすべての方々に、共通認識として活用できる“切手用語事典”。切手収集をする際の一助として、基本情報から豆知識までの郵趣知識の充実に、気軽に楽しめる読み物としてさまざまに活用していただきたい書籍です。
■切手の博物館刊
■2025年11月20日刊行
■B5判変型・並製/112ページ/オールカラー
※画像は制作中のイメージです。






































