世界切手国めぐり
ジャージー

英国人にとってThe Channellとは、英仏海峡のこと。この海峡に臨むフランスのコタンタン半島西方の島々がチャネル諸島。面積115ku、人口7.6万のジャージーは、その中でも最大の島です。 これらの島々は、中世以来英領ですが、首都名がサン・テリエであることからもわかるように、日常的にはフランス語も用いられ、政治的にも自治が認められています。 「ジャージー」から、みなさんは何を連想されるでしょうか。セーターや運動着になるジャージー織り、緑の牧場とジャージー種の乳牛、《ジャージーのユリ》と称された、この島出身の美貌の女優リリー・ラングトリー…。英国人がこれら南の島々に抱く気持ちは、ちょうど日本の本土の人たちが沖縄に寄せる思いに似たところがあるようです。 ジャージーの1番切手は、沖縄と同様、不幸な生い立ちをもっています。1940年、ナチス・ドイツの占領下で、発行を余儀なくされたものだからです。 ジャージーが隣のグワーンジーとともに、英国郵政から独立して、独自の切手発行を開始したのは英国郵政が公社になった1969年のことでした。以来、このロマンティックな島の風物を紹介する美しい切手が、フィラテリストを楽しませています。 |
||||
|
||||
![]() |
||||
蝶と蛾 6種のうち4種 | ||||
![]() |
||||
商品の在庫によっては、検索結果がでないことがあります | ||||
この記事が掲載されている本はこちらです |