世界切手国めぐり
フォークランド諸島

フォークランド諸島は、16世紀末に英国の航海者ジョン・デーヴィスに発見され、 その後スペイン領となり、1833年に再び英領になりました。スペインから独立したアルゼンチンは、この島々をマルビナスと呼び、領有権を主張。 1982年に一時占領しましたが、本国からかけつけた英国海軍が、激戦の末に奪い返しました。両軍に大きな犠牲者が出たこのフォークランド戦争は、記憶に新しいところです。 アルゼンチンの南東約600kmの沖合に浮かぶ1.2万kuのフォークランド諸島は、東西2つの島を中心に、 サウスジョージアやサウスサンドイッチなどの属島から成ります。南極海からの冷たいフォークランド海流に洗われ、冷涼で荒天の日が多く、 農耕は困難です。約3000人の島民の大部分は、英国などからの移民の子孫で、羊の飼育が主な生業。これはスコットランド沖の離島の厳しい生活様式にやや似ています。 1878年の1番切手以来、いずれも島の地理や、特有の動植物を描いた美しいものが多く、英領の中でも最も人気があります。 1944年に各々の属島名を加刷して発行されたローカル切手は、1946年から属領用として統一されましたが、 サウスジョージアは、1963年から再び独自の切手を発行しています。なお、南オークニーなどでは「英領南極」の切手が用いられています。 |
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