世界切手国めぐり
クリスマス島

世界には、少なくとも二つのクリスマス島があります。 一つは太平洋のまん中にあるキリバス領の島。 もう一つが、このインドネシアのジャワ島の南400kmのインド洋に浮かぶ面積135ku、人口約2300人の孤島で、現在はオーストラリアが領有しています。 この島は、すでに17世紀に発見されていたのですが、1888年に英領となるまで無人島でした。1988年は英国統治100年にあたり、6月には記念切手も発行されました。 島の主産業は1899年以来の燐鉱石の探掘で、切手でもたびたび紹介されています。 郵便史的にはやや複雑です。最初はマレー半島の英領海峡植民地の一部とされ、その切手が使われていましたが、第二次大戦後は英領シンガポールの切手に、また、太平洋戦争中には一時日本軍が占領し、軍事郵便が扱われたことも。しかし、シンガポールがマレーシアの一部として独立した1958年以降は、オーストラリアの管轄に入り、エリザベス女王を描いたオーストラリア切手に島名を加刷したものが使われるようになりました。 島の地図や風景、動植物を描く格調高い正刷切手が発行されたのは1963年。以後、島の地理や歴史を紹介する約230種の美しい切手が発行されています。なかでも、1969年以来の「クリスマス島のクリスマス切手」は、大変人気があります。 |
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「クリスマス」 3種 | ||
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クリスマスFDC | ||
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