世界切手国めぐり
ワリス・フツナ(ワリスフュテュナ諸島)
サモア諸島の西方に浮かぶ3つの火山島がワリス・フツナ。総面積は270ku、1万5000人ほどのポリネシア系の人々が住んでいます。 ワリスは、標高150mほどの火山のあるエヴァ島と、その周りを取り囲む小さなサンゴ礁から成る島々の総称。その間にある波の静かなラグーンは、島の人々にとって漁業活動などの大切な生活の場になっています。中心集落はエヴァ島にあります。 一方、フツナは、ホーン諸島とも呼ばれ、標高789mの火山のあるフツナ島と、無人の火山島アロフィー島を中心に小さなサンゴ礁の島々から成っています。 いずれも19世紀末にフランス領になり、現在は或る程度の自治権をもつ《海外領土》です。 一番切手は1920年にニューカレドニアのカグ島の切手に島名を加刷したもので、正刷切手は1944年にドゴール将軍の率いる《自由フランス政府》によって発行されました。島の民芸品が描かれています。1960年代まで発行政策はむしろ消極的でしたが、70年代からは次第に活発になり、人々の生活様式や動植物、風景などを紹介する大型の切手が次々と発行されるようになりました。とくに航空切手が多いのも一つの特色といえます。 |
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ウベア島発見240年 小型シート/ワリス・フツナ(ワリスフュテュナ諸島) ウベア島(ワリスフュテュナの首島)を発見したサミュエル・ワリスの肖像と船。 変形シート。 |
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