世界切手国めぐり

ノーフォーク島

北欧風の松林に囲まれた南海のリゾート ノーフォーク島

 オーストラリアのシドニー市の北東約1500kmの南太平洋に浮かぶ面積34kuの絶海の孤島がノーフォーク島。

1774年にキャプテン・クックによって発見されました。
19世紀中頃までニュー・サウス・ウェールズ植民地の流刑地でしたが、現在ではオーストラリア連邦政府の管轄下で自治が行われています。

 約1800人の島民のうち500人ほどは、かつて映画にもなった英国の戦艦バウンティー号の反乱者が上陸したポリネシアの孤島ピトカーン島からの移住者の子孫。1981年には、両島で移住125年の記念切手が発行されました。

 古い火山性の孤島のために、小笠原諸島などと同様、珍しい動植物の固有種や変種が多く、生物学研究のメッカです。最も特色のあるのがノーフォーク松。亜熱帯にありながら、北ヨーロッパのモミの木を思わせる樹形は、英国の探検者達の郷愁を誘ったようで、島名も彼等の郷里の州名にちなんでいます。この松は島のシンボルで、切手にも度々登場し、“島旗”にも用いられています。

 1947年に島に空港ができ、シドニーとの間に航空路が開かれたのを機に、都会生活に疲れたオーストラリア人達の観光保養地となりました。ダイナミックな海釣や各種のマリーン・スポーツが呼びものです。

 1947年の1番切手以来、島の珍しい動植物や美しい風景などの描かれたものが多く、特に初期の格調高い凹版切手にはファンが多い様です。


ノーフォーク島 地図
 ノーフォーク島  Norfolk Islands
 面積:34.6平方km
 人口:1,841人(2004年)
 首都:キングストン

 言語:英語(公用語)
 宗教:キリスト教が大半
 通貨:オーストラリア・ドル

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