切手でトリビア

これも、あれも、それも…!  嗚呼、痛恨の最多エラー図案切手


「北陸トンネル開通」

【1962(昭和37)年6月10日発行】


最も間違いの多い日本切手といえば、「北陸トンネル開通」記念。
実物の写真と一緒に、エラー部分を徹底検証してみましょう。

工事日程が遅れ、
前年に撮った写真と完成予想図だけで原画を描いてしまったことが、エラー多発の大きな原因だったもよう。

嗚呼、痛恨のケアレスミス!
 
「北陸トンネル開通」
徹底検証!
北陸トンネル切手のエラーを探せ!
 ケーブルの数
トンネル上部には、最新式のブラケット(腕木)に吊るされた架線が2本だけあるはずなのに、 描かれているのは普通の架線。しかも本来はトンネル横にあるはずの通信・信号ケーブルまで天井を走っています。

「北陸トンネル開通」エラー部分
 作業用電灯の位置
切手では天井の中央に点々と並ぶ電灯。でも、実際は通信・信号ケーブルなどと同じく、トンネル横 の壁についています。

 線路部分
レールはコンクリート床道に固定され、線路の間は排水溝になっているはずなのに、切手では普通のまくら木になっています。

 ドアとはしご段
特急「白鳥」に、乗務員用ドアとはしご段がない! さらに、トンネル開通でせっかく電化されたのに、電気を使わないディーゼル車(白鳥)が図案になっている点もピンとこない…?

商品ページはこちら